スポーツ医科学・トレーニング
バルサルバ法と限界重量
症状
1RM(最大挙上重量)に挑戦した翌日から数日間、強い腰の痛みが続く。
考えられる原因
高重量を挙げる際に、息を完全に止めて力む「バルサルバ法(怒責)」を用いると、一過性に強烈な腹圧と脊柱の固定力を得られますが、挙上後に一気に圧力が抜けた瞬間や、フォームが崩れた際の腰へのダメージが莫大になります。
確認
息を止めること(バルサルバ)に頼りすぎていないか?息を「シュー」と吐きながらでも安定して挙上できる重量はどのくらいかを確認します。
今できること
普段のトレーニング(70〜80%1RM)では、息を止め切らずに腹圧を維持する「ブレーシング」をマスターします。バルサルバ法は競技の試技など、ここぞという時に限定します。
復帰
呼吸のグラデーション(使い分け)を習得することで、神経系の疲労と腰の怪我を防ぎながら筋力アップが可能です。
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