腰痛用語辞典
サイト内でよく使われる用語や、最新の疼痛科学の重要キーワードを分かりやすく解説します。
腹圧
IAP (Intra-Abdominal Pressure)
お腹の中の圧力のこと。適切に高めることで、背骨を内側から支えるクッションのような役割を果たし、腰椎の安定性を向上させます。
ちゅうすうせいかんさ
中枢性感作 (Central Sensitization)
神経系が過敏になり、通常なら痛みと感じないようなわずかな刺激に対しても「痛み」として処理してしまう状態。慢性腰痛の大きな要因の一つです。
きょうふかいひしこう
恐怖回避思考 (Fear-Avoidance Beliefs)
「動くと痛みが悪化する」「腰を曲げるのは危険だ」という強い思い込みから、身体を動かすことを極端に避けてしまう思考パターンのこと。
はきょくてきしこう
破局的思考 (Catastrophizing)
痛みに対して「もう一生治らない」「最悪の事態になる」と過度に悲観的に捉えてしまうこと。これがストレスとなり、神経の感度をさらに高めてしまいます。
せいぶつしんりしゃかいもでる
生物心理社会モデル (Biopsychosocial Model)
痛みは単なる「身体の損傷(生物)」だけでなく、「心理状態(不安、ストレス)」や「社会環境(仕事、家庭)」の3つの側面が複雑に絡み合って起きるという考え方。
れっどふらっぐ
レッドフラッグ (Red Flags)
腰痛の背後に隠れている可能性のある重大な疾患(脊椎腫瘍、感染、骨折、馬尾症候群など)を示唆する危険な兆候のこと。
ぜんしんせいかふか
漸進性過負荷 (Progressive Overload)
身体の適応能力に合わせて、少しずつ負荷(重量、回数、難易度)を増やしていくこと。安全な復帰には欠かせない原則です。
むーぶめんと・ぶれいく
ムーブメント・ブレイク (Movement Break)
長時間の同じ姿勢をリセットするために、短時間(数十秒〜数分)身体を動かすこと。血流を促し、組織への持続的な負荷を分散させます。
正しい知識が、恐怖を消す。
用語を理解することは、自分の身体で起きている現象を客観的に捉える助けになります。